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親指キーを活用してると新しくノーパソ購入するときに難民になるからやめた方がいい

先日、新しいノートパソコンを買った。新しくといっても、中古だが。
その際、めちゃくちゃ苦労した。
一般人なら、検討するとき、スペックを見比べたらそれで決定できるが、私は譲れない部分として、親指キーの配列があった。

今までのパソコンでは「無変換」「ひらがなカタカナ」キーを置き換えてコントロールキーにしていた。

親指コントロールとその利点

左手の無変換キーがCtrlだと片手でコピー、カット、ペーストといった、よく使う動作が無理なく楽に可能だ。左手小指を酷使せずに済む。
右手のキーもCtrl+Mで確定したり、IME操作中のCtrl+K や Ctrl+L で文節区切りを変更したり Ctrl+Iでカナ変換したりするときに活用する。
つまりCtrlキーはどっちの手でも酷使するが、そのキーが親指に当てられていると素早く押せて楽で疲れにくいということだ。
そして親指のキーにコントロールキーを充てることを「親指コントロール」と呼ばれているとかいないとか。
その欠点は、慣れすぎると親指コントロールされてないパソコンでタイプミスを頻発するようになること。
そして、パソコンの親指の部分は機種によってキー配列が異なり、標準化されてないので、新しくパソコンを買うときに苦労するようになることだ。

親指エスケープ

空いている親指キーをEscとして使うこと。
VimmerだからEscキーはものすごくよく使う。頻度が高いからすぐに指の届くところに置きたい。
親指しかないっしょ!という流れ。
しかしこれが難民化に拍車をかける結果に。

SandS

スペースキーをShiftと兼任させる改造。
一時期やっていたが、SandS化されてないパソコンを使うときものすごいタイプミスをするようになったのでやめた。
Shiftキーはそこそこ使うがそれでもCtrlキーと比べたらそこまで酷使するわけではないので。



これが今まで使っていたやつだが、なかなか合理的な配列になっていて、左右のAltキーの内隣りに「無変換」「ひらがなカタカナ」キーがあるので、ここをCtrlにすると、最もよく使うメタキー「Ctrl」を常に親指でたたきつつ、たまに使うメタキーである「Alt」にも即座に対応できる。
そして私は「変換」キーをEscキーにしていた(私はVim使いで、VimはEscキーを多用するのだ)が、右手親指キーを左に寄せればすぐにEscキーを打つことができて、とても便利だった。
このキー配列を長年使い、このキー配列が標準になっていた。

問題はほとんど多くのパソコンで、この配列は標準ではなかったことだ。
特にこのパソコンの「無変換」キーはかなり左寄りで、この位置に慣れると他のパソコンでのAltキーを間違えて押してしまう事態が頻発した。



これはレッツノートの配列だ。
レッツノートは先ほどのパソコンと比べて左側のキーが中央に寄っている。
こうなるとAltキーをCtrlキーと間違えて押す事態が頻発する。
しかし親指シフターたちにはレッツノートを使いたがる人が多い。
それはちょうど「無変換」キーがDとFの間、「変換」キーがJとKの間に来て、親指キーが左右対称になるからだろう。
親指キーの距離が右手と左手でだいたい対称になるというのはとても大切である。
私が元々使っていたパソコンも、「無変換」と「ひらがなカタカナ」が左右の手で対称になるようになっていたため、違和感が少なかった。



これはNECの廉価版PCでよく見る配列だ。
もしも「無変換」と「ひらがなカタカナ」をCtrlキーにした場合、左右でCtrlキーが非対称になってしまう。
常に手を非対称にしておかなければならないのは違和感が強い。
おそらくこの配列で対称なメタキーを望むなら、「無変換」と「変換」が都合がいいだろう。
今までと違うキー配列体系になるのが嫌なので、敬遠した。
新しく親指キーを活用する人はこっちの体系に慣れると、私のような難民にならなくて済むので、こちらをおすすめする。



これは問題外。これから始める人は「無変換」「変換」をCtrlにすると問題ないだろう。
Escキーにする親指キーがない。この時点で、親指エスケープをやめたら割と問題は解決するんじゃないかと気づく。
右手側のAltが省略されているが、適当に「ひらがなカタカナ」キーか「アプリ」キーをAltにすればよろしい。



左手無変換キーの位置が左寄りで「おお、やっと理想的なのをみつけたやん」と思ったら、右手側も左にスライドしていて、左手の「無変換」の右手対称の位置に「Alt」が来てしまうオチ。
それに加えて、この機種では「PgUp」「PgDn」「Home」「End」キーが独立しているため、「Fn」キー押しながらカーソルキーでPgUp、PgDn、Home、End操作ができない。
割とまじめな疑問だが、結構使用頻度が高いであろうこれらのキーを別キーとして独立させて喜ぶ人っているの?
手元のFnキーと同時押しの方が楽でうれしくないですか?
Fnキー+カーソルキーでPgUp PgDn Home End動作をするのは標準仕様となるべきだと思う。



今現在、行き着いた先はこれ。右手キーが小さいけれど、ちゃんと「無変換」と「ひらがなカタカナ」キーで対称になってる。
PgUp PgDn Home End 操作もFnキー同時押しで実現可能。
キータイプの感触がチープなのが気になるが、安かったし仕方がないね。
これはNEC製。
大阪日本橋を回って、結局最終的には電気店でなくて、なぜだか大型家具屋で購入しました。
お値段税抜き30,000円。

ここに至るまでにかなりの数のいらんパソコンを買ってしまったので、それをオークションで売りさばかなくてはならない。
買ってから失敗に気づくのです。


初めっから左右非対称のキーボードなパソコンは問題外だが、改めて検討してみると、一応どのパソコンもそれなりに左右対称性を持っているので、悪いのは親指コントロールよりも親指エスケープの方なんだろうなー。
親指エスケープを捨てると幸せになれるよ!