過去をやり直せたらとは誰しもが思うことだが、今の自分を不幸にしないための知識を持っているからそう思うんだな。
主に家庭のことだが、気付くのが遅すぎたってこともある。
家庭ってのは一種の宗教であり、そこの価値観で生きている限りはその異常に気づけない。
思春期に脱退するべき。そうじゃないと、子供は不幸になる。
でも、過去を思い悩むことは何を生み出すわけでもないし、損した分、それ以上のものをこれから取り返せばいいんだって、思っちゃいるけれど、
後悔がないといったら嘘になるし、たまにこう、過去について思いを馳せて悲しい気分になるときがあるんだよ。
人のせいにするのは良くないけれど、
今の不幸の起点には母がいて、そして、母の本質や、自分の本質、世の中の本質について無知でいた自分がいる。
自分が無知無力なままだったのが悪いんだけど、母への恨みがないといえば嘘になる。
まぁ、乗り越えていくんだ。こんな特殊な、個人的なことで終わってしまうような人生なんて望んでないもの。
