cafegale(LeafCage備忘録)

LeafCage備忘録(はてなダイアリー)と統一しました。

Dropboxの移行先としてのMEGAsyncの評価

mega.nz
フリーアカウントの容量は50GB。3ヵ月ログインなしでアカウント削除*1(実際は8ヵ月くらいまでは待ってくれるらしい。消される一週間前にログインしないと消しますよメールは来る)。

ダメなところ
  • iPhone上のアプリからはファイル編集ができない。閲覧のみ。
  • 起動したのにずっとファイル同期が完了しないことがある。特にスリープから復帰したときにこの現象が発生しやすい。どこか一つのファイルの同期でつまずくとずっとそのファイルの同期をリトライして同期が進まない。
    • クライアント再起動で治ることもあるが、治らない場合、マシン再起動か、または手動でファイルコピーをしないといけない。つらみ。
  • マシン間で最新ファイルの競合が発生したときの挙動が意味不明
    • DropBoxなら ({ホスト名} の競合コピー {日付})とリネームされたファイルが同期されるからdiffで手動で統合ができる。MEGAsyncは競合が発生していることがローカルでは全然わからない。オンラインストレージ上ではなんと同じフォルダ、同じファイルが2つできていたりする。
    • ファイルやフォルダを移動させたとき、移動元にも移動先にもファイルを作成するというひどい競合解消法を取ってくる。MEGAの管理下にあるファイルシステム全体が信用のおけないものになる。
  • どのファイルを同期しているのかDropboxに比べてわかりづらい。
いいところ
  • 同期するフォルダ名を自由に決められる。「MEGAsync」以外のフォルダでもいい。
    • 保存される場所が決まっていて変更できないような設定ファイルも同期対象にすることができる
  • 同期するフォルダを何個でも指定できる。
  • 除外したいファイルパターンを指定できる。
  • 同期するマシンの数に制限はない(Dropboxはフリープランは3台までに制限されてしまった(2020年9月現在))
  • ほとんどのOSに対応している?
結論

同期が不安定。競合発生時の挙動が意味不明で不安になるのでその点は頑張ってほしい。
もうちょっとこの不安定さを改善してもらわないと、他の手段を探すことになりそう。
Dropboxの台数制限のために乗り換えざるを得なかったが、あらためてDropboxの同期アルゴリズムが優れていたことを実感した。

*1:Dropboxも90日アクセスなしでデータ削除なのでこの点は同じ?