autobackup.vim
はありていに言うと効率化された savevers.vim
です。
私の愛用していたプラグインに savevers.vim
というのがありました。ファイルを更新する度に更新前のバージョンを通し番号を付けてバックアップしてくれる奴です。
ただ、このプラグインは設計が古くてファイルが分割されていないのでVim起動に時間がかかるのと、通し番号を得るのに、いちいち全てのバックアップファイルを何度も調べていて、ファイルの数が増えてくるほど動作が遅くなるという問題がありました。
それで最近保存の度にいよいよVimが固まるようになってきたのでさすがにヤバさを感じて*1、これを効率よくした autobackup.vim
を作りました。
autobackup.vim
はデジカメのように内部で覚えている番号を振っている*2だけなのでかかる時間は一定です(たとえバックアップファイルを消してもそれが次に振られる番号に影響しません)。
まぁ、このご時世だからバックアップはバージョン管理が主なのでしょうけど、常に全てのファイルをバージョン管理しているわけでもないですし、実際、savevers.vim
に命を救われたことは何度かあります。
そんなわけで、お守り程度に使っててもいいんじゃないかなーって思うわけです。
あと、バックアップファイル名をフルパスからの変換にしたので、同じファイル名でも区別してバックアップすることができるようになりました。
なお、savevers.vim
にはバックアップファイルを削除する :Purge
やバックアップの差分を見る :VersDiff
といったコマンドがありますけど、正直これらのコマンドを使ったことが皆無ですし、それこそ重要なファイルならバージョン管理した上でバージョン管理の diff を使えばいいわけで、特に必要そうでもないし、めんどくさそうなのでそういうコマンドは作っていません*3。